【ドラマ日和】吉高由里子主演『わたし、定時で帰ります。』1話のネタバレと感想

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引用:https://www.tbs.co.jp/watatei/story/

 

2019年4月の新ドラマがついにスタートしましたね。

 

今回は吉高由里子主演、火曜日22時、TBSで放送中『わたし、定時で帰ります。』1話のネタバレ&感想記事です。

 

あらすじ

WEB製作会社で働く東山結衣(吉高由里子)は、過去の出来事がきっかけで、入社以来、定時で帰ることをモットーとしている。そんな彼女の職場は、風邪をひいても休まない皆勤賞女、辞めたがりの新入社員、仕事中毒の元恋人など、くせものぞろい。彼らの起こすトラブル、抱える悩みを立ち向かい奮闘するお仕事ドラマ。

 

主な登場人物

  • 東山結衣(吉高由里子)・・主人公。過去の出来事がきっかけで定時退社をモットーとする独身OL。仕事を効率よくこなし、定時退社、プライベートを大切にしている。
  • 種田晃太朗(向井理)・・結衣の元恋人。同じ部署に配属となる。
  • 三谷佳菜子(シシド・カフカ)・・結衣の同僚。
  • 来栖泰斗(和澤祐希)・・すぐに辞めたいという新入社員。残業が嫌い。
  • 福永清次(ユースケ・サンタマリア)・・新たに赴任してきた部長。

 

1話あらすじ~皆勤賞女vs定時で帰る女~

新入社員の教育方法

朝、結衣が出勤すると同僚・三谷佳菜子が新入社員・小泉を叱っている。出勤時刻前にも関わらず「遅刻している。新人は30分前に来るべきだ」という三谷。それを止めにはいった結衣は、新人の教育方針について三谷と対立してしまう。

 

三谷「新入社員は人手不足だからといって、王様みたいな気持ちで会社にきている」

結衣「だからといって最初から奴隷のように扱うのは・・」

 

三谷「今の子は、叱られることを知らないから叱った方がいい」

結衣「褒めてのばしたほうがいいかもしれない」

 

2人とも共通していたのは、「最初が肝心」という点。

 

行きつけの中華料理店での出来事

結衣の行きつけの中華料理店で、産休中の先輩と再会する。仕事の話になり、中華料理店常連客の一人が亡くなったということを聞く。働きすぎによるものらしい。

そこで「死んで花実が咲くものか」(生きているからいいことだってある。死んでしまってはすべておしまいだ)とつぶやく。

 

三谷の過去

結衣は出先で、三谷が以前勤めていた会社の同僚と出会う。

彼女は前会社ではいつも叱責されていおり、仕事ができない社員だった。だが、決して仕事は休まず皆勤賞女だっという。

 

三谷の厳しい新人指導とその結果

ある日、三谷は小泉を些細なことで叱っていた。

腑に落ちない様子の新入社員に対し、

「会社は仲良しサークルじゃない。見込みがないと思われたら、誰も手を差し伸べてくれない。

わたしの言うことを聞けないならそれでもいい。どうなっても知らないから。」と伝える。

 

すると後日、新入社員は「先輩がウザい」という理由で会社を辞めてしまう。さらに、復讐に三谷のPCのパスワードを勝手に変更、使えない状態にしていたのだった。

 

三谷の心境

自分のどこが悪かったのかわからない三谷だったが、新入社員・来栖に考え方が古いと言われ、かっとなって、心中を吐露する。

 

「あなたたち世代の人にはわからない。わたしたち世代の気持ちはわからない。

仕事を人の何倍もやって、必死に働かないといつクビになるかわからなくて…

風邪をひいても休めなくて。

使えない、センスがない、空気がよめない、そんな風に言われてるのもわかってる、わたしみたいに要領の悪い人間は評価されない。」

 

そして、会社を飛び出してしまう。

 

2人の過去

翌日、皆勤賞女・三谷が無断欠勤。自宅まで様子を見に行く結衣。

 

三谷は、迷惑をかけて合わせる顔がないという。

そして、前職でも人望がなかったこと、要領が悪い人間は、いくらでも残業して頑張るしか評価を受ける方法がないと思っていること。

休んだら、自分の居場所がなくなる気がして気づけば皆勤賞女になっていたことを話す。

 

結衣も自身の過去の話をする。

新卒ではいった大手旅行代理店で、叱責されながらも月100時間以上残業、休みがなく働いたこと。

会社を休みたいから、病気か怪我でもしないかなあ、なんて思っていたら、階段から落ちて、意識不明の重体になったこと。

危篤状態にまでなって、回復したあとに「あぁ、もういいや会社辞めよう。

誰にどう言われても無理しないで、楽に生きる、それがわたしの生き方だ」と思ったこと。

 

そうして定時で帰ること宣言しながら転職活動をし、100社目に受かったのが今の会社。

社長は「会社だけの人間になるな、いろんな人と出会い、世界をひろげろ」と研修で言っていたこと。

 

お互いの話をし、おみやげのおかゆを食べ、二人は和解した。

 

 

2話への展開

翌日、三谷は会社に復帰。笑顔で会話をする2人だったが、そこへ産休中の先輩が復帰の挨拶へやってくる。

なんと、いくらでも残業をするとまで宣言。

さらに、結衣のスマホには「新しく赴任した部長は危険だ」とメールが!

 

感想

世代によって「どう働くべきか」という価値観が大きく違うこと、そしてそれぞれのバックボーンを考えると、あーなるほど。だからそうゆう意見になるのか。と納得できる流れでした。

私自身、ブラック企業で働いたあとに、残業のない会社を探した経験があるので、結衣の生き方にはかなり共感できました。

また、どんなに効率化して、やることをやって定時で帰っても、残業している人の方がえらい、定時帰りは白い目で見られるという悪しき風習も、肌で感じてきたのでリアルだなあと感じました。

自己評価が低く、だめなやつは必死にやるしかないんだという三谷の気持ちも、ちょっとわかる。

思ったよりも重くて、リアルだなあと感じました。